馬鹿にしないで。ただ恐れているだけよ。
同胞を幻滅させない為に、殺したい奴がいるのよ。
紛れ込んでいたあいつを抹消したいの。
あいつの仕草は、脳を刺激させる麻薬みたいね。
観察していると、背中を思いっきり蹴飛ばしてみたくなるわね。
あいつから吐き出される馬鹿げた有害物質で、私の心は酷く穏やかになるのよ。
麗しき心で、私の同胞に告げるの。あれはとても良いものだということをね。
私は気付くのよ。最初からあいつが私に染み付いていたことに。
私は思い出すのよ。全ては繋がっていて、無様な姿だったということに。
私は自害するのよ。しがみついていたあいつと共に。
さぁ、始めましょう。
憎め、恨め、苦しめ、壊せ、殺せ、消して。
そして、誕生するのよ。
新しい命はその改革の先にある。
おはようございます。そしてあなたはどちら様?
どこかで出会ったような顔をしていますね。
ごきげんよう。正直な話、あなたとは二度と会いたくないの。
私にいたあなたは、もういないのよ。
感謝はしてるわ、ご苦労様。
でも用無しよ、お逝きになってね。
いつだって、私は思い知ることになるのよ。
あいつらの馬鹿げている有害物質を、持ち合わせていたということに。
常に同胞の視線を奪いたいのよ。何度でも自害し、捨てて魅せるわ。
綺麗なもののはずがないの。孤独に執行される改革なんて。
ただ、纏わりつく麻薬の匂いには吐き気しかしないのよね。
そんな穢らわしいあいつらは、私にとってかけがえの無い素晴らしき抗生物質なのよ。
[0回]
PR
http://whiteapple.side-story.net/%E3%80%90%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%80%91%E8%A9%A9%E4%BD%9C%E5%93%81/%E3%80%90%E8%A9%A9%E3%80%91%E5%8D%91%E3%81%97%E3%81%8D%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E6%94%B9%E9%9D%A9【詩】卑しき精神改革